平成29年12月22日に平成30年度予算および平成29年度補正予算が 、閣議閣議決定されました。

1.平成29年度補正予算(平成30年度実施)の補助金3つが確実になってきました。

この3つが、貴院の経営上、活用できる補助金なのです。

●ものづくり補助金(補正予算1000億円)
第4次産業革命への対応も視野に、専門家の指導・支援の活用を含め、革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援。
新聞報道(日刊工業新聞社)によれば、補助金上限1千万円で1万社採択を予定するとのことです。

【どこもやっていない治療院の革新的、新しいサービスや仕組が題材になります。】

●サービス等生産性IT導入支援補助金(補正予算 500億円)
生産性向上効果の高いITツールを「見える化」しつつ、中小企業のバックオフィス業務の効率化や売上向上に資するITツール(クラウド型サービス等)の導入を支援。
平成28年度補正予算に比べ、同補助金の予算が5倍となりました。

【接骨院のレセコンやCRM等で生産性向上に役立つ事がポイントになります。】

●小規模事業者持続化補助金他(補正予算 120億円)
小規模事業者が商工会・商工会議所と一体となって取り組む販路開拓、生産性向上等の取組を支援(持続化補助金、展示会出展・商談会開催の支援 等)。
昨年とほぼ同枠の予算が確保されています。

【治療院のホームページ作成費用や広告宣伝費用が該当します。】

 

2.各補助金のスケジュールについて

当予算案は、平成30年1月22日開催予定の通常国会にて承認後、速やかに執行される予定です。その為、平成30年2月には各補助金の募集開始が予想されます。

補助金申請を検討されている治療院事業者は、早々の準備に着手することをお奨めします。

平成29年度補正(平成30年実施)の日程がどうなるかは明確にはわかりませんが、補正予算は短期的な目的遂行の為に実施される性格のものですので、国会承認後、迅速に実施されるものと考えられます。
3.補助金審査時加点の為、「経営力向上計画申請」の奨め

平成28年度補正予算ものづくり補助金(平成29年実施)では、経営革新計画や経営力向上計画の承認、認定企業に対して、審査時の加点が実施されました。
サービス等生産性向上IT導入補助金の審査でも、一定金額以上の補助金交付申請 については、経営力向上計画の認定が、審査時加点要素とされています。

計画の承認、認定には時間がかかりますので、補助金の募集が始まってから 慌てて申請をしても間に合わないこともあります。

●経営力向上計画の概要

経営力向上計画とは、人材育成、コスト管理等のマネジメントの向上や設備投資など自社の経営力を向上するために実施する計画です。認定された事業者は、税制や金融の支援等を受けることができます。

・認定企業の支援措置
① 生産性を高める設備を取得した場合、固定資産税の軽減や即時償却(治療では、工業会の証明がある医療機器)

② 資金繰り支援(融資・保証)
③ 補助金における優先採択

・申請先は事業分野ごとに定められた省庁です。事業分野が複数に渡る場合は、複数省庁宛てになります。

・申請受理から認定までの標準期間は40日程度です。

 

フォルテシア総合会計事務所も認定支援機関として、「各種補助金申請」のお手伝いをしています。是非、お問合せ下さい。

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